3/20/2009

思考力を鍛える

友人宅に遊びに行った時、いま、すぐはじめる地頭力 が目に留まり、借りてきました。そう言えば、著者の前作となる地頭力を鍛える 問題解決に活かす「フェルミ推定」を我社の社長が読めと薦めていたなぁなどと思い出しつつ、さっそく地頭力の自己診断をしてみました。
  • 地頭力の最大の敵、思考停止度=思考停止注意
  • 結論から考える「仮説思考力」=A級
  • 全体から考える「フレームワーク思考力」=B級
  • 単純に考える「抽象化思考力」=B級
地頭力、要注意といったところでしょうか。
著者によると地頭力に必要な力は次の6つ、3層構造らしい。
  • 知的好奇心
  • 論理思考力と直観力
  • 仮説思考力とフレームワーク思考力と抽象化思考力
本書の39ページに掲載されていますが、この分類の仕方と、図表での表し方は、さすがコンサルタントだなぁと妙に納得してしまう程勉強になりました。
コンサルティング会社に勤務しているものの、論理的思考、フレームワーク思考力、抽象化思考力に乏しいとの自覚があります。つまり、論理的に物事を分類・整理し、複雑な事象を単純に説明し課題解決の道を示すという作業が苦手なのです。地頭力を鍛える為の推薦図書が掲載されているので、とても参考になります。地道に勉強していきたいと思います。

もう一つ、著者が薦めているのが、「考読」という読書法。
著者の造語ですが、文字通り、今流行りの速読に反して、じっくり思考力を働かせながら読むということ。
昔、高校の英語の先生が、英語学習に必要なのは「多読」と「精読」だと言っていたのを思い出しました。「速読」と「考読」、目的と対象に応じて方法を選ぶ必要がありますね。

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