大急ぎで次の2冊を読みました。
医療保険は入ってはいけない!
我家も友人のフィナンシャルプランナーに設計してもらって、いくつかの保険に加入しました。独身時代から入っていたもので、解約したものもあれば、条件が有利であるということで、継続したものもあります。きっかけは、娘の誕生と住宅購入でした。子供は生存中はもちろんのこと、万一の場合も成人になるまでは経済的に養っていく必要がありますからね。状況に応じて、保険を選ぶ(見直す)ことが重要です。我家では大きく分けて次の3種類の保険に入っています。
- 万一の時、残った家族の生活費をカバーするもの
- 病気や怪我をした時、その間の生活費をカバーするもの
- 引退後の生活費をカバーするもの
- 短期間だった為、入院費用も自己負担額は大した金額ではなかったこと
- 会社も有給休暇を使ったので収入に変わりがなかったこと
- 実家の母に手伝いに来てもらったので、ベビーシッター費用も不要だったこと
です。自分が働いていて、安価に子供の面倒を見てくれる人がいる場合は、上記2の保険は不要、あるいは給付日額はもう少し低額でもよいかもしれないと感じました。(最悪、有給休暇がなくなって休業になったとしても、健康保険から手当が出ます)但し、私の場合は、すでに一度病気になっているので、後から入りたいと思っても入れなかったり、一般的に年齢が上がると保険料も上がるので、現時点での見直しが有効かどうかはフィナンシャル・プランナーのアドバイスも考慮して決定したいと思います。
さて、冒頭の姑の相談への回答ですが、
結論から言って、姑の場合、
- 現在一定の収入(年金収入)の範囲内で生活している
- 子供達は独立して、養う必要はない
- 健康保険(国民健康保険や扶養家族として何らかの公的健康保険等)に加入している
- 入院時に贅沢な個室を望まない
- 多少の預貯金がある
上記の状況から、民間の医療保険への加入は不要と判断しました。理由は、所得に応じて自己負担限度額が決められており、それ以上払う必要がないからです。生活費と医療費は年金収入と今ある預貯金で賄えるとの計算です。病気になったら、生活費も減りますからね。(通常に活動できないので、通常に活動している際に出て行くお金が不要になるという意味です)
それより、必要なのはこっちじゃないかと、書店の同じコーナーに並べられていた
介護保険、介護のお金がわかる本―介護度別のかかるお金がひとめでわかる (ほっとくるブックス)も読んでみました。
こちらは、かなり奥が深いです。介護サービスの範囲が広く、カバーするべき状況の想定が何パターンにもなり、給付条件の検討が非常に難しいです。正直言って、民間の介護保険商品があることすら知りませんでしたから。要介護状態にならないと給付されないので、個人年金の方がいいのではないかと感じました。自分達の老後の備えも含めて、一度フィナンシャル・プランナーに相談してみたいと思います。
余談ですが、もう一つ難しいのは、介護保険も必要なんじゃないかということを嫁が姑に伝える、ということでした。面倒見ないと言ってるわけではないので、誤解のないように。ね、お義母様。
お互いの実家が遠距離で、私達は共働きなので、親が軽度の要介護状態の場合、即同居というわけにもいきません。夫は、いざとなったら私達の近くの病院か施設に入ってもらうか、こちらに来て同居してもらうと言いますが、現実的ではないと思っています。いくら息子(娘)夫婦&かわいい孫との同居とはいえ、生まれ育った土地を離れて、一人の友人もいない土地で、年取ってから暮らせるかというと、甚だ疑問です。これは自分達の老後にも同じことが言えます。年取ってから、お金に制約のある生活をするのは避けたいですね。きっかけは色々ですが、2009年は我家のフィナンシャル・インテリジェンス元年となりそうです。
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